S邸 坪庭作庭
施工前の写真。
せっかくの灯篭や石組みが隠れ、
木が多すぎる印象でした。
空間を生かした作庭が良いと
インスピレーションで感じました。
まず、現状ある灯篭と富士石を世に出し、
石組みも少し足し
清潔感のある和モダンな坪庭を
目指しました。
施工途中の図。
ミニ石組みで左右のバランス取りをしつつ
空間の空気感を意識しました。
完成図。
混み合って詰まった印象から
明るく爽やかに風の抜ける空間に
変化しました。
富士石も世に出し
シュウメイギク、伊勢砂利とのコラボが
粋です!
ミニ石組みも簡単そうで
意外に難しいのです。
全体のバランスを意識しながら
部分にも繊細なこだわりを入れる・・・
プロだから出来る技だと、自負しています。
バックのウッドフェンスとシラカシのコントラストが
生えます。
和良石、美濃石でリズミカルに流れを作り、
シンボルツリーのヤマボウシに ”木々のリズム・メロディー” が
集まります。
軽やかな流れ・動きを意識した
ライトな作品に仕上がりました。
F邸 作庭工事
門柱の石張りは、天然石を一枚ずつ、丁寧に張り仕上げました。
天然石の風合いが味な、オリジナル門柱です。
石組みは、昔の作庭では当たり前でしたが現代庭事情は
あまり依頼されなくなりました。
しかし、天然石の風情は、
今、主流のアルミ製品やブロックではもちろん出せません。
和の心を取り戻す、石組み
これからも伝承して行きたいです。
門柱裏は、壁塗り仕上げで、
御影柱を立て、黒竹を配置しました。
当社は、現代庭事情を受け入れつつも
和の心も感じさせる庭を
これからも創り続けたいと思っています。